チェコの映画ポスター

チェコ関連書籍の発売情報です。

チェコの映画ポスター
Moravian Gallery in Brno
4894445425

ピエブックスから『チェコの映画ポスター』の書籍が発売されるようです。
チェコの映画ポスターは、雑誌『Luca/No5』の秘密のチェコアート特集や雑誌PENのポスター特集などをきっかけに興味を持ったのですが、チェコに行った際にチェコ版の大型の映画ポスター集を書店で発見したときは、巨大でかなりの重量があるのにも関わらず迷わず購入してしまいました。そのポスター集はデザイン性に優れたポスターが多数収録されており、好きな人には堪らない内容なのですが、あまりにも重いので、もっとコンパクトな図録のようなものがあればよいのに...と思ってました。
どこかの美術館でチェコの映画ポスターの展示を企画してくれれば、それに合わせて図録も作成されるかもしれない。。。と淡い期待をしていたのですが、そのような企画はいつまで経っても実現される気配もなく、半ば諦めかけていたのでこの書籍の発売情報を知ったときには正直驚きました。どのような内容になっているのか、7月の発売が楽しみです。

チェコの絵本【kulička-クリチカ-】関連:
チェコの映画ポスター

関連:
以前、大阪のdddギャラリーで開催された『チェコのポスター展』
プラハ美術工芸博物館コレクション1960-2003
2004年10月20日(水)〜 11月18日(木)
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/dki/d134/d134ka.html
○展示映像
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/movie/d134.html

澳門藝術博物館で開催されたポスター展のサイト
http://www.artmuseum.gov.mo/show.asp?prg_id=2004070901&language=3

チェコ・アヴァンギャルド ブックデザインにみる文芸運動小史

チェコアヴァンギャルド関連の書籍が発売されたようです。

チェコ・アヴァンギャルド ブックデザインにみる文芸運動小史
西野 嘉章
4582833322

20世紀初頭、プラハで生じた前衛芸術のダイナミックな交流を俯瞰し、生活とアートの詩的統合を目指した運動に、今にいたるチェコ・カルチャーの魅力の源流を探る。当時の雑誌・本など、カラー図版200点を収録。(「MARC」データベースより)

随分前に発売された雑誌『Luca/No5』の秘密のチェコアートという特集に、チェコアヴァンギャルドの記事が数ページ紹介されていました。その文章を書かれたのもこの本を書かれた西野 嘉章さんでした。特集には、装丁本などのグラフィックも多数収録されていたのですが、その洗練されたデザインは、新鮮で刺激的なものばかりでした。
20世紀初頭のチェコアヴァンギャルドという運動の中で製作された、カレル・タイゲやラヂスラフ・ストルナなどによる優れた装丁本は、評価が高く、手が出ないくらい高価なものが少なくないです。この書籍は、少々専門的な内容ですが、チェコアヴァンギャルドの装丁本が多数収録されているので、眺めているだけでも十分に楽しめますよ。

チェコの絵本【kulička-クリチカ-】関連:
【アドルフ・ホフマイステル】Adolf Hoffmeister
ホフマイステルは、画家、イラストレーター、詩人、ラジオ・コメンテーター、翻訳家、美術批評家、教育者、外交官、文化行政官など多くの肩書きを持つ知的文化人。1920年に設立されたチェコアヴァンギャルド芸術集団”デヴィエトスィル”にも最年少のメンバーとして参加しています。

関連:
●Czech Book Covers of the 1920's and 1930's
http://www.sil.si.edu/ondisplay/czechbooks/explore.htm
●Karel Teige[カレル・タイゲ]
http://www.nyu.edu/greyart/exhibits/teige/